Sepia Records

観劇鑑賞感想レポメモ ネタバレ

2017年版ミュージカル『手紙』

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2017/01/27(19:00~) 新国立劇場 小劇場


これはストレートで見てたらしんどくて駄目だった ミュージカルの力を感じた作品
すごく素敵だった……しんどいけどしんどいだけじゃない
最後に見出だしたものというか、回答ではないんだけど、それがとても物語の終わりに相応しかった
本来終わりではない、のだけれど
相当しんどいって聞いてたから結構かまえてたんですけど、これはしんどいで終わる話ではなかった
ミュージカルだと重い話も頭に入ってきやすくて良いですね
これは1回しか観れないやつだ 観に来れてよかった

劇場入った瞬間良い、っていう これきた!って感覚を久々に味わった気がします
セットからしてうわあこれ絶対良いやつじゃん、っていうのあるじゃないですか それ

もっくんがすごくすごく素敵なんだけど何が素敵なのかがわからなくて困惑している
いやでも何がって言わせないのすごい(?)
繊細とか技巧がとかいう話じゃなくて、生で観たときの感情の圧?みたいなのが
圧の力がすごいんじゃなくて、過不足なくすっと入ってきて染み渡るみたいな なんて言えばいいかな……

前半の直貴18歳時代、髪型なりのビジュアルもあるけど表情であんなに幼く見える!?ってびっくりした
自分より年下に見えた

玲くんのゆうすけがつらい……
ゆうすけくんあまりにいい子というと安い言葉なんだけど、こんな人いる……?聖人かよ……って思ってしまってそっちでもしんどかった
玲くんって、ちょっと曲者とかニヒルな役が似合うのかなってなんとなく思ってたんですけど、個人的には心の芯の部分がまっっすぐな役がうわっっっってきてやばい、殴られる心地がする
今回のゆうすけとか、結構前だけどユンカースとか

りょーちん かわいい(語彙力をなくすタイプのそれ)
そういう話じゃないんだけど、別次元でかわいさでぶん殴られる心地がした
これがツボるってやつですね……!?危険だぞ
踊りの身体の使い方が好き ぐねって重心移動する
めっちゃかわいいカフェエプロンと保育士エプロンでガンガン踊るのずるい
あと高音歌ってるときの声がかわいい
ベースもべんべべんべんしててかわいい 笑

ロビーにたくさん吊るされていたのは手紙?

セットがしゃがしゃ動かすタイプの舞台は見てて楽しいです
生演奏はやはり良い……
開演前とか休憩明ける前に音合わせでいろいろ弾いてくれるのが、生バンドだ~ってかんじで嬉しくなっちゃいます

突然通路からキャストさんがずんずん入ってきて始まるのでびっくりした
上手通路は直貴が何度か立ちっぱなしになっていたので、間近でもっくん観ることができました……あの距離で見るとすごいな……

隠れて生きろ、みたいな直貴が囲まれて歌われる歌詞の時に、すぽんって見事にフード被るの狙ってやってるよね!?お見事

最初の面会の気まずさが秀逸
目線とか声色とか

チラシ配りのぎこちない無理矢理の笑顔 ああいうのもっくんすごく似合う
感情を出すのが不器用なかんじ
隣の方がチラシ貰ってたけど、ミニコンサートみたいな広告ちらっと乗っててスペシウム3人の顔写真貼ってあった

ゆかこちゃんとゆうすけの支え方の違い
ゆうすけは、少し離れているけど大事なときに引っ張ってくれるような
ゆかこちゃんは結婚するまでは結構強引、というと悪い印象の言葉だけどそういう意味では決してなく、大事なときに押してくれるような
結婚後は寄り添うひと、という印象が強い

10年後~最後らへん泣いてた……
それぞれの最後の手紙
被害者の息子の「お互い長かったな」はぐわっときた
ラストシーン、段の上下で兄弟が顔を合わせてるときのもっくんの表情がすごいとかじゃ表現できないぐらいすごかった……
辛うじて記述できる部分としては、声出してなかったけど何か喋っているような口の動きをしてた、けど、言葉にもなってなかったのかもしれない

りょーちん衣装のズボンがBLUE MOON BLUEなのかわいいがすぎるでしょってwiki見たらこれである
>現役のギャルのサーフ系カリスマブランド。
サーフギャルの服着てる男子大学生バンドマンくんあまりにかわいい
バンドのベースがかわいいで攻めてくるの性癖

嫁に逃げられる囚人りょーちん……

ゆうすけの話
あまりに心根が聖人でそっちの方が苦しかった……って言ってたら、初演を観に行ったひろせクラスタの友人にえっゆうすけそんなんだった…?って言われたから、人によって全然違うんだろうなと思った
初演のゆうすけはひろせくん
原作読んでないので、玲くんのゆうすけだけを見た勝手な妄想だと、アラサーでバンドも解散したのに音楽続けられてる、貧乏と自分では言ってたけど、少なくとも大学時代まではそれなりに金持ちの子じゃないかな?だからああやって考えられるのかなとか思った
残り二人はバイト掛け持ちだぜ~とか言ってた
金は思考に余裕を持たせる、のは事実である
でも本当に苦しかったのは、正確にはあんなに直貴を思ってる親友、なのに今回スポットが特に当たらなかったことかもしれない 原作では補完あるのかな

直貴が左遷された後
社長が直貴に言ってることが正直よくわかんなかった。
わからなかったどころか最後良く言えばいいかんじに聞こえると思ってるのか……?とやや憤りもした
それはまだ自分が若年だからなのかもしれない。
憤れどもだからと言ってじゃあどう別の回答を出すのか、なんてこと答えられないわけだから。
ただ憤る、というのは、直貴に寄り添っている気になっているという観客としての幼稚さ傲慢さかなあ、などということも考えた
今回直貴がWキャストでまったくアプローチが違う、と聞いていて、つまりは誰でも直貴の立場になり得るものなのだ、という話になっていた
それを考えると、この見方は自分ちょっとよろしくないかなあ、などと思った
まあ何かをどう感じたか自体には良いも悪いもないのでただただしょうがない、かな

そういえば17年の観劇では初記事でした。今年の初観劇自体は別の作品なんですが。あれは面白いかどうか以前に初見で飽きた……
手紙は初演から気になっていて、今回再演ということで観劇を決めたんですがとても素敵な時間を過ごせたと思います。
これは自分の人生のどこかで必要な時間だったと思う。そんな作品でした。
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チケホルがかわいくて終演後に買っちゃった
3年ぐらい同じの(旧ばばりょFCのやつ)を使ってたのでようやく新調できましたうれしい
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内側がずるい